主婦が本当に買ってよかった!ベランダを彩る花の正直レビュー

「ベランダに花を置きたいけど、何を買えばいいのかわからない」「せっかく買ったのに枯らしてしまった…」そんな経験、ありませんか?

はじめまして。大阪在住の主婦、栞(しおり)です。マンション暮らしの私にとって、ベランダは唯一の「お庭」。子育てと家事の合間にベランダで花を育てるようになって、もう5年になります。

最初のころは「きれい!」と衝動買いした花をことごとく枯らして、何度も落ち込みました。でも少しずつ経験を重ねるうちに、「ベランダでも元気に育つ花」と「見た目はきれいでもベランダには向かない花」があることに気づいたんです。

この記事では、私が実際にお金を出して買い、ベランダで育てた花たちを、良かった点も悪かった点も包み隠さず正直にレビューします。「買ったけど失敗した花」もお伝えしますので、これからベランダガーデニングを始めたい方のお役に立てればうれしいです。

ベランダで花を育てるなら知っておきたい「選び方のコツ」

花を買いに行く前に、ぜひチェックしておいてほしいことがあります。私も最初はここをスキップしてしまい、だいぶ遠回りしました。

ベランダの環境チェックが成功のカギ

まず大切なのが、自分のベランダの環境を知ることです。花は種類によって好む環境がまったく違います。

チェックしたいのは、以下の3つです。

  • ベランダの向き(南向き・東向き・西向き・北向き)と日当たりの時間
  • 風の強さや雨の当たり具合
  • 室外機の位置と排水溝の場所

私の自宅は南向きベランダなので、日当たりは良好です。ただし夏は床面がものすごく熱くなるので、直置きすると鉢の中が蒸し風呂状態になってしまいます。花台やすのこを使って床との間に空間を作ることで、この問題はかなり改善されました。

サントリーフラワーズの「ベランダガーデニングで育てやすい花と、対策やマナーについて」のページでは、日当たり別のおすすめの花や、マンションでのマナーについて詳しく解説されていますので、始める前に一読しておくと安心です。

初心者が花を選ぶときの3つのポイント

ホームセンターや園芸店に行くと、色とりどりの花が並んでいて迷ってしまいますよね。私が失敗から学んだ「花選びのポイント」は、この3つです。

  • 開花期間が長い品種を選ぶ(長く楽しめてコスパが良い)
  • 暑さや雨に強い品種を選ぶ(ベランダは庭より過酷な環境になりやすい)
  • 同系色でまとめるとおしゃれに見える(あれもこれもと欲張ると統一感がなくなる)

特に3つ目は、園芸の先輩から教えてもらって目からウロコでした。ピンク系ならピンク系、ブルー系ならブルー系と、色の方向性を決めてから買いに行くと、ベランダ全体がぐっとまとまって見えます。

春〜秋に買ってよかった花 ベスト4【正直レビュー】

ここからは、私が実際に購入してベランダで育てた花を季節別にレビューしていきます。まずは春から秋にかけて活躍してくれた花たちです。

ペチュニア(サフィニア)── ベランダの主役級の華やかさ

項目内容
購入価格1株 300〜500円程度
開花時期4月〜11月ごろ
お手入れの手間ふつう(切り戻し・花がら摘みが必要)
おすすめ度★★★★★

ペチュニアは、私がベランダガーデニングで「一番買ってよかった」と思っている花です。春に1株植えるだけで、秋までずっと花が楽しめるコスパの良さがたまりません。

特にサフィニアという品種は、日本の気候に合うように品種改良されていて、蒸し暑い大阪の夏でもしっかり咲いてくれます。色もピンク、紫、白、赤とバリエーション豊かで、毎年「今年は何色にしようかな」と選ぶのが春の楽しみになっています。

ただし正直に言うと、お手入れの手間はそれなりにかかります。梅雨前に一度「切り戻し」といって茎を半分くらいバッサリ切る作業が必要で、最初はもったいなくて勇気が出ませんでした。でもこれをするとしないとでは、夏以降の花の量がまったく違います。思い切ってカットすると、脇芽がどんどん出てきて、秋にはこんもりした姿に戻ってくれますよ。

もうひとつ注意点として、ペチュニアは雨に弱い品種が多いです。大雨の日はなるべく軒下に移動させるか、もともと雨が当たりにくい場所に置くのがコツです。最近は雨に強く改良された品種も増えているので、購入時にラベルをチェックしてみてください。

マリーゴールド ── コスパ最強!元気をくれるビタミンカラー

項目内容
購入価格1株 100〜300円程度
開花時期5月〜11月ごろ
お手入れの手間少ない
おすすめ度★★★★☆

マリーゴールドは「ガーデニング初心者はまずこれ!」と胸を張っておすすめできる花です。なんといっても丈夫で、1株100円前後から買えるコスパの良さが魅力。黄色やオレンジのビタミンカラーは、見ているだけで元気が出ます。

私が特に気に入っているのは、ベランダでプチトマトやバジルを育てているプランターの横にマリーゴールドを置く「コンパニオンプランツ」としての使い方です。マリーゴールドの根には線虫を寄せ付けない効果があり、独特の香りがコナジラミやアブラムシなどの害虫を遠ざけるといわれています。見た目もかわいく、虫除けにもなるなんて一石二鳥ですよね。

ただし、ベランダで育てるなら草丈の低い「フレンチ種」がおすすめです。「アフリカン種」は1m近くまで大きくなることがあり、ベランダでは場所を取りすぎてしまいます。

マイナスポイントをあえて挙げるなら、独特の青臭い香りが苦手な方もいるかもしれません。私は最初「うっ」と思いましたが、今では「この匂いが虫除けになってるんだな」と思えるようになりました。

カリブラコア(ミリオンベル)── 小さな花がこんもり咲く優等生

項目内容
購入価格1株 300〜600円程度
開花時期4月〜11月ごろ
お手入れの手間少ない
おすすめ度★★★★★

ペチュニアの姉妹のような存在のカリブラコア。ペチュニアよりも花は小さいですが、その分たくさんの花が鈴なりに咲いて、鉢全体がお花のブーケのようになります。

特にサントリーフラワーズの「ミリオンベル」シリーズは、暑さにも雨にも強く改良されていて、ほとんど手間をかけなくても夏を越して晩秋まで咲き続けてくれます。ペチュニアのように切り戻しをしなくても自然とまとまる品種もあり、忙しい主婦にはありがたい存在です。

色もレッド、ピンク、ブルー、イエロー、オレンジと豊富で、植え付けから1か月半ほどで見違えるほど大きく育ちます。「ちゃんと育ってる!」という実感が得られるのも、初心者さんにうれしいポイントだと思います。

あえてデメリットを挙げるとすれば、ペチュニアに比べて一つひとつの花が小さいので、「大きな花が好き」という方には少し物足りないかもしれません。でも個人的には、この小花がびっしり咲く姿がたまらなく好きです。

ゼラニウム ── 乾燥に強くて忙しい主婦の味方

項目内容
購入価格1株 300〜800円程度
開花時期4月〜11月ごろ(品種による)
お手入れの手間とても少ない
おすすめ度★★★★☆

ゼラニウムをおすすめしたい一番の理由は、とにかく「手がかからない」こと。乾燥に強く、水やりを少しくらい忘れてもへっちゃらなので、子どもの行事や体調不良でバタバタしている日が続いても、枯れずに待っていてくれます。

ヨーロッパでは窓辺にゼラニウムを飾る家がたくさんありますが、それだけ丈夫で育てやすい証拠ですよね。赤いゼラニウムは特にベランダを明るく彩ってくれて、外から見たときの存在感もあります。

ただし、蒸れには弱い性質があるので、梅雨どきは要注意。風通しの良い場所に置いて、こまめに枯れた葉や花を取り除くようにすると、トラブルを防げます。

秋〜春に買ってよかった花 ベスト2【正直レビュー】

夏の花が終わると、ベランダが寂しくなりますよね。でも、寒い季節にも元気に咲いてくれる花があります。

ビオラ ── 冬のベランダの救世主

項目内容
購入価格1株 80〜150円程度
開花時期10月〜5月ごろ
お手入れの手間少ない
おすすめ度★★★★★

秋〜春のベランダを語るうえで、ビオラは絶対に外せません。耐寒温度はマイナス10℃ほどで、大阪の冬なら問題なく屋外で過ごせます。しかも1株80円くらいから買えるので、5〜6株まとめ買いしても1,000円以下。家計に優しすぎます。

10月ごろからホームセンターに苗が並び始めますが、色のバリエーションが本当に豊富です。定番のイエローやパープルはもちろん、最近はアンティーク調のくすみカラーやフリル咲きの品種など、おしゃれなタイプもたくさん出ています。毎年新しい品種が登場するので、選ぶのが楽しくて仕方ありません。

NHK出版の「みんなの趣味の園芸」のパンジー・ビオラのページでも詳しい育て方が紹介されていますが、日当たりの良い場所に置いて、咲き終わった花をこまめに摘み取るだけで、春までどんどん花を咲かせてくれます。

唯一の弱点は、暑さに弱いこと。5月ごろに気温が上がってくると、だんだん元気がなくなってしまいます。でもそのころにはペチュニアやマリーゴールドの苗がお店に並び始めるので、自然とバトンタッチできますよ。

アリッサム ── 甘い香りの名脇役

項目内容
購入価格1株 100〜200円程度
開花時期10月〜5月ごろ
お手入れの手間ほぼ不要
おすすめ度★★★★☆

アリッサムは、白やピンクの小花がじゅうたんのように広がって咲く花です。単独で植えるよりも、ビオラやパンジーと一緒に寄せ植えにすると、隙間を埋めてくれて全体がふんわりとまとまります。

ほんのり甘い蜜のような香りがするのも魅力で、ベランダに出るたびに「いい匂い」と幸せな気分になれます。草丈が10〜20cmと低いので、狭いベランダでも場所を取りません。

注意点としては、ベランダは庭よりも夏の高温になりやすいので、普通のアリッサムは夏越しが難しいです。夏も楽しみたいなら「スーパーアリッサム」という品種がありますが、こちらも真夏のベランダでは厳しい場合があります。個人的には、秋に新しい苗を買って「秋〜春限定のパートナー」として割り切るのがおすすめです。

正直に言います…私が「失敗した」花と反省点

良いことばかりでは参考にならないと思うので、正直に失敗談もお話しします。

うまく育たなかった原因と対策

インパチェンスで大失敗

日陰に強いと聞いてインパチェンスを買ったのですが、7月の大雨が続いた時期に株元が蒸れてしまい、あっという間に全滅してしまいました。ベランダは意外と水はけが悪い場所もあるので、蒸れに弱い花は特に注意が必要です。

大輪のペチュニアで泣いた

見た目に惹かれて大輪品種のペチュニアを買ったのですが、雨に当たるたびに花びらがぐちゃぐちゃになって、かえって見栄えが悪くなりました。大輪品種は雨に弱いものが多いので、ベランダで育てるなら中輪〜小輪の品種や、雨に強い改良品種を選んだほうが安心です。

鉢が小さすぎた

最初のころ、かわいさ重視で小さな鉢を選んでいたのですが、すぐに根がパンパンになって生育不良に。ペチュニアやカリブラコアは根がよく張る花なので、最低でも直径30cm(10号)くらいの鉢を用意したほうがいいと思います。鉢が大きいほど土の量が増え、水やりの回数も減るので結果的にラクになりますよ。

これらの失敗を経て思うのは、「花の性質を調べてから買う」ことの大切さです。お店で「きれい!」と思っても、自分のベランダの環境に合うかどうかを冷静にチェックしてから購入するようにしましょう。

花を長持ちさせるためのお手入れのコツ

せっかく買った花を長く楽しむために、ぜひ覚えておいてほしいお手入れのポイントをお伝えします。

水やりの基本ルール

ベランダガーデニングで一番多い失敗は「水のやりすぎ」です。植物にとっては、根が常に水に浸かっている状態のほうが、乾燥よりもダメージが大きいのです。

基本のルールは「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと」。毎日決まった時間に水をやるのではなく、実際に土を触って乾き具合を確認してからやるのがポイントです。

季節水やりの目安注意点
春・秋1日1回程度土の乾きをチェックしてから
朝と夕方の1日2回日中の暑い時間帯は避ける
2〜3日に1回程度午前中の暖かい時間に行う

また、水やりのときは花びらに水がかからないよう、株元に注ぐのが大切です。花に水がたまると蒸れや病気の原因になります。

花がら摘み・切り戻しでもっと咲かせる

「花がら摘み」とは、咲き終わった花を取り除く作業のことです。枯れた花を放っておくとタネを作ることにエネルギーが使われてしまい、次の花が咲きにくくなります。少し面倒でも、しおれてきた花はこまめに摘み取りましょう。

「切り戻し」は、伸びすぎた茎を思い切ってカットする作業です。特にペチュニアは梅雨前に全体を半分くらいの長さに切り戻すと、脇芽が増えて秋にはさらにこんもりとした株に成長してくれます。勇気がいる作業ですが、結果は裏切りませんよ。

ベランダガーデニングの費用を公開!月いくらかかる?

「ベランダガーデニングってお金がかかりそう…」と思うかもしれませんが、やり方次第ではかなりリーズナブルに楽しめます。参考までに、私の年間の費用を公開します。

費目春〜秋シーズン秋〜春シーズン年間合計
花苗代約2,000〜3,000円約1,000〜1,500円約3,000〜4,500円
土・肥料代約1,000〜1,500円約500円約1,500〜2,000円
鉢・プランター※使い回し※使い回し初年度のみ約2,000円
合計年間 約5,000〜7,000円

1年目は鉢やプランター、ジョウロ、土などの初期費用がかかりますが、2年目以降は鉢は使い回せますし、土も再生材を使えばコストを抑えられます。花苗はビオラやマリーゴールドなど手頃な品種を中心に選べば、月に換算すると500〜600円程度。コンビニでコーヒーを2杯我慢すれば捻出できる金額です。

節約のコツとしては、シーズン終盤にホームセンターの見切り品コーナーをチェックすること。少し元気がない苗でも、植え替えてお手入れすればちゃんと復活してくれることが多いです。

まとめ

ベランダガーデニングを5年続けてきて、「買ってよかった」と心からおすすめできる花をあらためて整理すると、次のようになります。

  • 春〜秋の主役にはペチュニア(サフィニア)かカリブラコアがイチオシ
  • コスパ重視ならマリーゴールドがダントツ
  • お手入れをサボりがちな方にはゼラニウムが安心
  • 秋〜春はビオラを買えば間違いなし
  • アリッサムはビオラとの寄せ植えの名脇役

花を育てるようになって、洗濯物を干すだけだったベランダが、一日のなかで一番ほっとできる場所に変わりました。朝のコーヒーを持ってベランダに出て、花の成長をチェックするのが毎日の小さな楽しみです。

失敗も何度もしましたが、その分「次はこうしよう」と工夫する楽しさも知りました。高い花を買わなくても、たった1株からでも始められます。この記事が、あなたのベランダに花を迎えるきっかけになればうれしいです。

一緒に花のある暮らしを楽しみましょう!